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キートンの鍛冶屋
The Blacksmith

スタッフ

キャスト


(解説)
キートンの才能を認めたジョセフ M. スケンクは一九二〇年にキートン・プロダクションを設立させ、自作自演(監督・脚本・主演)を勧めると、キートンは長篇へ移行する二十三年(『滑稽恋愛三代記』がキートン自作自演による初の長篇)迄に二〜三巻の短篇喜劇を20本作り、この『鍛冶屋』はその16本目に当る。奇抜なアイデアと身体ごとぶつかっていく激しいギャグの連続によって人気が沸騰、大喜劇スターの地歩を固めつつある頃の作品。キートンと対照の妙を見せる巨漢の敵役ジョー・ロバーツ、『隣同士』(二十年)を皮切りに『酋長』(二十一年)や『警官騒動』(二十二年)等でもヒロインを務め本作品が8本目となるヴァージニア・フォックスと、お馴染みの共演者に守られて、キートンが本領を発揮した代表的短篇喜劇の一つである。

なお、独立以来のパートナーであるエディ・クラインは脚本のみの協力で、変わりにマルカム・セント・クレアが協力監督として名を連ねている。

(略筋)
大きな栗の木の下に、村の鍛冶屋がありました。彼の腕の筋肉は、鉄のベルトのように強いのです。学校帰りの子供達が中をのぞくと、今日も仕事に精出す村の鍛冶屋さんなのですが……。

白馬に乗った女性が、馬の蹄鉄を買いに来ました。サイズを測って、お好みのデザインを馬に聞いて、親切丁寧にブラシもかけて仕上げると、彼女は颯爽と帰って行くのですが、このままでは到底終わりません。またまた乗馬の婦人がやって来ました。御要望にお答えしてヘンテコな鞍を取付けたのですが、果して乗りごこちは……。次なる客は、高級車であります。取り扱いは充分慎重に―ところが、あらら、あららと思う間に車はボロボロ。そこに親方が戻って来て珍騒動は限りなく続きそう。しかし、逃げ出すキートンの行手に待っていたのは……


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